そう言えば・・・

そう言えば昔、父親が言っていたことがある。

 

「子供が産まれてから

   3ヶ月はベビーカーには乗せない方がいい」

何故?

「それは脳がまだ、出来ていないから

 ベビーカーに乗せて、歩く時の道の振動が

 よくない。」と…

 

 

でも、今はベビーカーもたくさん出来て

振動を感じさせないものもあるらしい。

 

 

もう、何十年も前に父親が言っていたことを

 

ふと、思い出すことがある・・・

 

 

 

 

 

何を見ているんだろう 赤ちゃんは・・

私は歩いていて見掛けると、思うことがある。

 

ベビーカーに乗せられている 乗っている 

赤ちゃん

まだ、産まれて何ヵ月しか経っていない

赤ちゃん

ベビーカーに寝かされ 目を開けている  

赤ちゃんを見て 

思う

 

何を見ているんだろう

どこを見ているんだろう。と…

 

 

もうひとりの自分が言う

 

「未来を見ているんだよ。

 明日を見ているんだよ。」と…

 

 

私は言う

「そんな訳ないじゃん!

     そんなカッコ良くないよ!」と…

 

 

でも 何を どこを見ているんだろう

 

 

ベビーカーに乗って寝かされ

 

目を開けて 

 

上を見ている赤ちゃんは…

 

 

 

 

鳩には何が見えるの?

朝、足元を歩く鳩

いつも思う 鳩には何が見えているんだろう

 

そして、横断歩道を飛ばずに歩いて渡る鳩

「ねえ、羽があるんだから飛べば?

 飛ばないから車に轢かれちゃうんだよ!」

 

「ねえ、ねえ、鳩さん

 ハトさんには何が見えるの?」

ある冬の日

私が小学5年生か、6年生の時

母親が、心臓病の手術をしました。

母親は、生まれた時から心臓が弱く

小学生の頃、走ることも止められていました。

母はよく「小学生の頃、みんなと走りたかった…」と、言っていました。 

でも、その母は、私たち、女4人男1人の

子供を産みました。

病院の先生も驚いていたと…

でも、もしかしたら、

まだ、いたかも、とも聞きました…

 

その母が心臓の手術をします。

大きな病院で・・・

 

母の病室は3階から上の階にあり、

ベッドは窓際にありました。

 

私たちが子供の頃は、今よりも冬は、

雪が降っていたと、思います。

 

そして、  

 

その日も、雪でした。

雪が降っていました。 

そして、

その病室の窓から下を見下ろすと、

病院の敷地内にある、テニスコート

ベンチや、樹や、道は、雪で真っ白でした。

足跡もなく、真っ白でした。

 

 

母の横にあるテレビでは、

アニメ『アンデルセン物語』の最終回

「マッチ売りの少女」をやっていました。

 

 

もう、40年以上前のこと

 

冬になるとたまに、思い出す。

 

 

『雪の日』

 

 

母が心臓病の手術をした日。

 

 

 

メロンパン

以前、あるお店にあったメロンパン

好きでよく買っていました。

他でも見掛けると、買うメロンパン

でも、そのお店のメロンパンが

おいしくて、私は好きでした。

でも・・・

 

「前よりもおいしくなりました!」となり、

変わりました。

その「おいしくなりました!」を

食べました。

 

 

食べたけれど・・・

 

 

 

前の方がおいしかった

作っている側には申し訳ないけど

 

 

前のが方が、柔らかくて好きでした。

 

ごめんなさい・・・

 

 

もう二度と

あの、メロンパンには会えないな・・・

 

好きだったメロンパン

 


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上空・・・空

地上は風が場所によって

強かったり 弱かったり

でも 見上げた 空 上空は

雲の流れが速い

雨雲を 運んでくる

そして

真っ暗になり 雨を降らせる

でも

雨雲を 運んでこない時もある

 

何を 運んでくるのかな

 

何を 運んでいるのかな

 

何か いいものだったら いいな