何故か思い出す。

最近、母のことをよく思い出します。

 

昭和5年生まれ

生きていれば90歳?

 

夏以外は、ほとんど着物

寝る時もパジャマではなく

ガーゼ生地で出来た

浴衣のような寝巻きを着ていた母です。

 

私が小学生の時

歯医者さんから帰って来て

母に「どうだった?」と聞かれたのに

私はマンガの本を読んでいて、答えなかった。

すぐに答えたくなかった。

 

反抗期の始まりだったのかな…

 

そして、そのマンガの本を取り上げ

 

「そんなふうに育てた覚えはない!」と

母は怒りました。

 

いちばん記憶に残っている

母に怒られたことです。

 

心臓が悪くなって入院するまで

子供5人の誕生日を祝ってくれて、

クリスマスにはご馳走を作ってくれました。

 

お正月はおせち料理、お雑煮も必ず作りました。

昔はそれが普通でした。それが、普通の家庭でした。

 

そしてお年玉。

父から貰っていたお年玉。

 

本当は

母から父へ、父から私達へ、

 

だったのだと

後から知った衝撃の事実。

もありました。

 

母は生活費のやり繰りをうまくやっていた

のだと

だいぶ経ってから気がつきました。

どうやっていたのか…

 

「自分にされて嫌なことは相手にしない

 相手の立場に立って物事を考えなさい」と…
言っていた母でした。

 

その母を思い出す今日この頃です。

 

何故ですかね…