「重い言葉」

まだ、父が家にいた時

電話で話していた、あることを思い出す

たまに思い出す

話している相手が、誰かはわからないけれど

たまに思い出す時がある

 

父が話していたこと

 

 

その時は聞き流していた

 

 

電話を切った後、父は言わなかった

そのことを言わなかった

話していたことを言わずに

何事もなかったかのように、普通にしていた

 

父は、誰かに聞かれていたことを

知っていたのだろうか

 

 

 

 

 

私はいつだったか

父が亡くなってから

だいぶ、後になって

ふと思い出し、気がついた

 

 

電話で言ったことが、話していたことが

 

とても、重い言葉だった。と…

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ父の日

 

お父様はお元気ですか?