時間が掛かる

 

もう20年、30年以上前

父がまだ元気だった頃

父があることで、相手の人と揉めて

裁判になったことがありました。

父も出向くと言うか、出廷しました。

何度か出廷したと思います。

その時父が「裁判は時間がかかるんだよな」と

言っていました。

 

当時父は、占いを職業というのか

街中にいた占い師のように

ある場所へ昼間、行っていました。

何度か行っていたある日

その「場所」のことで、男の人と揉めたそうです。

殴られ、眼鏡を壊され、多少のケガをしました。

そして、裁判をすることになりました。

 

判決は「勝訴」だったと思います。

 

手を出したのは、その男の人の方でした。

父は出さなかったと…

 

私が驚いたのは

その時父は、50代後半か、60代

殴ってきたその男の人が、70代。

ということに

いちばん驚いた記憶が、今でもあります。

 

当時、父との会話は多くはありませんでした。

そのことを話したと思いますが

所々しか覚えていません。

 

当時の私は大人しくて、父にはあまり

言いたいことがあっても、言えませんでした。

もし、今、父が元気で生きていたら

今の世の中のことや

いろんな話を聞きたい。と思っています。

 

13時18分.mayumi